つわりがひどかった時の子の性別は?迷信?統計データから真実を徹底解説!
「つわりがひどいと女の子が生まれる」
という言い伝え、あなたも聞いたことがありますか?
妊娠中の体調変化は、お腹の赤ちゃんの性別への期待と不安を掻き立てますよね。
この記事では、つわりがひどかった時の子どもの性別について、統計データも交えながら徹底解説します。
つわりのメカニズムから性別との関連性、さらには古代ギリシャの言い伝えまで、あなたの疑問を解消する情報が満載です。
1. つわりと赤ちゃんの性別:科学的根拠は?
1-1. 「つわりがひどいと女の子」は迷信?
昔から
「つわりがひどいと女の子」
「つわりが軽いと男の子」
と言われてきました。
しかし、科学的にこれらの説を裏付ける根拠はありません。
赤ちゃんの性別は、精子と卵子が受精する瞬間に決まる性染色体によって決まります。
つまり、つわりの有無や程度と性別は無関係なのです。
実際に、私の周りの経産婦さんに話を聞いてみても、
「女の子だったけど、つわりは全くなかった」
「男の子も女の子も産んだけど、どちらの時もつわりがひどかった」
「つわりがひどくて入院したけど、男の子だった」
など、さまざまなケースがありました。
1-2. つわりのメカニズム:ホルモンバランスの変化

では、なぜつわりは起こるのでしょうか?
主な原因は、妊娠によるホルモンバランスの急激な変化です。
特に、hCG(ヒト絨毛ゴナドトロピン)というホルモンの分泌量が急増することが、つわりに大きく関わっていると考えられています。
hCGは、妊娠の維持に重要な役割を果たす一方で、吐き気や嘔吐を引き起こす作用もあるのです。
また、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの変動も、自律神経の乱れを引き起こし、つわりの症状を悪化させる要因となります。
1-3. つわりのピークと時期
つわりのピークは、一般的に妊娠8~10週頃に訪れます。
その後、徐々に落ち着き、妊娠16週頃までにはほとんどの人が症状を感じなくなるでしょう。
しかし、つわりの期間や程度には個人差が大きく、出産まで続く人もいれば、全くつわりを感じない人もいます。
2. つわりと性別に関する興味深い研究結果
2-1. 妊娠中のストレスと女の子の関連性
スペインのグラナダ大学が行った研究によると、妊娠前や妊娠中にストレスを多く感じていた母親から、女の子が生まれる可能性が約2倍になるという結果が出ています。
この研究では、108人の妊婦さんの髪の毛に含まれるストレスホルモンの濃度と、生まれた赤ちゃんの性別との関係性を調査しました。
妊娠中のストレスは、ホルモンバランスや自律神経に影響を与え、つわりを悪化させる要因にもなります。
そのため、ストレスと性別が間接的に関連している可能性も考えられます。
2-2. 古代ギリシャの医師ヒポクラテスの観察

約2000年前の古代ギリシャの医師ヒポクラテスは、
「お腹の赤ちゃんが女の子だと母親の顔は青白く、男の子だと健康的になる」
と述べていました。
グラナダ大学の研究結果と合わせて考えると、興味深いですね。
昔の人の観察力も侮れません。
3. つわりに関するその他の言い伝え
3-1. つわりがひどいと安産?
「つわりがひどいと安産になる」という言い伝えもありますが、これも科学的な根拠はありません。
つわりと出産は、全く別のメカニズムで起こる現象です。
「つわりが長く続いた分、出産への覚悟ができた」
と感じる人がいるのかもしれません。
3-2. つわりで性別を予想するのは昔の人の知恵?
現代のように超音波検査がなかった時代、人々はつわりの程度や腹部の形状などから、お腹の赤ちゃんの性別を想像していました。
これらの言い伝えは、昔の人々の知恵や経験から生まれたものであり、現代の私たちにとっては興味深い文化遺産と言えるでしょう。
4. 赤ちゃんの性別はいつわかる?
4-1. 超音波検査による性別判定

赤ちゃんの性別は、妊婦健診で行われる超音波検査で確認できます。
一般的には、妊娠18~20週頃から性器の形状がはっきりと確認できるようになり、性別判定が可能になります。
ただし、赤ちゃんの体勢によっては、判別が難しい場合もあります。
4-2. 性別判明後の楽しみ
性別がわかると、赤ちゃんの名前を考えたり、出産準備を始めたりと、楽しみが広がりますね。
5. 周囲の声に惑わされないで
つわりがひどいと、周囲の人からさまざまなアドバイスや性別予想を聞くことがあるかもしれません。
しかし、それらの言葉に惑わされず、リラックスして過ごすことが大切です。
つらい時は、遠慮せずに周囲に助けを求め、心身ともに穏やかなマタニティライフを送りましょう。
6. まとめ:つわりと性別、大切なのは赤ちゃんの健康
つわりがひどかった時の子どもの性別について、科学的な根拠と興味深い研究結果、そして言い伝えを紹介しました。
つわりと性別には直接的な関係はありませんが、妊娠中の体の変化やストレスは、つわりの程度に影響を与える可能性があります。
大切なのは、つわりの程度に関わらず、お腹の赤ちゃんの健康を第一に考え、穏やかな気持ちで過ごすことです。
つわりでつらい時は、無理をせず、医療機関に相談しましょう。
この記事を書いた人
山下 こうすけ

わくわくボディクリニック代表 | 美容・健康業界の第一人者
2003年、セラピストとしてキャリアをスタートし、2010年に「わくわくボディクリニック」を創業。
独自に開発した20年以上の研究に基づく施術メソッドが高く評価され、現在では年間15,000人以上が来店する人気サロングループへと成長を遂げる。
また、その高い専門性と技術力が評価され、ミス・ジャパンの審査員も担当。
美容・健康に関するセミナー講師として、多くの女性の美と健康をサポートし続けている。
現在も施術の最前線に立ちつつ、最新の美容・健康トレンドを取り入れながら、多くの女性の「美」と「健康」をサポートし続けている。