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悪露の塊が気になる!病気が心配。あたなに合ったケース別の徹底ガイド

2024.12.10 ミスコンレポート&コラム

悪露の塊とは?徹底ガイドで安心ケア

出産後に起こる体の変化は多岐にわたりますが、その中でも多くの女性が経験する「悪露(おろ)」は、特に注意が必要です。

悪露は通常の生理とは異なり、出産後の子宮が元に戻る過程で排出される血液や組織片を含むものです。

その中でも「悪露の塊」は特に気になる方が多いポイントです。

この記事では、悪露の塊についての詳しい情報を提供し、注意すべきポイントや適切なケア方法を解説します。


悪露とは何か?

悪露とは、出産後に子宮から排出される血液、粘液、剥がれ落ちた子宮内膜、胎盤の一部などが混ざり合った体内の残留物のことです。

子宮が元の大きさに戻るための自然な過程で発生します。

持続期間: 通常、出産直後から始まり、1~2か月にわたって続きます。

量の変化: 初めの数日は多く、徐々に減少していきます。


悪露の塊とは?

悪露の中に血液や組織片が凝固して塊状になることがあります。

この塊は子宮内で血液が固まり、まとまった状態で排出されるものです。

産後に起こる一般的な現象ですが、その大きさや頻度には個人差があります。

◯主な原因

子宮内に残った血液や組織片が自然な排出。

過度な動きや疲労による出血量の増加。

子宮収縮が不十分で、悪露が体内に溜まる。

◯悪露の色とその変化

悪露の色や状態は、産後の経過とともに変化します。

この変化を把握することで、体の回復状況を確認できます。

◯色の段階とその特徴

暗赤色(産後直後~数日間)

血液が多く含まれるため、色が濃い。

粘り気が強く、大量の排出が見られる。

褐色(産後1週間前後)

色が褐色に変わり、少しずつ量が減少。

小さな塊がゴロゴロと排出されることもある。

黄色~白色(産後2週間以降)

体が回復するにつれて、悪露は薄い黄色や白色に変わる。

粘度が下がり、最終的に止まります。

◯悪露の塊が出る原因と対策

【主な原因】

体内の自然なプロセス

出産によって剥がれ落ちた子宮内膜や胎盤の一部が凝固する。

特に産後数日間に頻繁に見られます。

過剰な動きや疲労

動きすぎると子宮内の血液が排出され、塊が出ることがあります。

特に家事や育児で無理をすると、症状が悪化する可能性があります。

◯子宮収縮の問題

子宮が十分に収縮しない場合、血液や組織が溜まりやすく、塊ができる原因となります。

【適切な対策】

産後の安静

産後2週間はできるだけ静かに過ごしましょう。

経産婦の方は特に家族に協力をお願いして、無理のない生活を心がけてください。

専用パッドを活用

生理用ナプキンでは対応できないため、「産褥パッド」など専用のパッドを使用してください。

適度な運動

軽いウォーキングなどは血液循環を促進し、悪露の排出を助けますが、無理な運動は控えましょう。

◯悪露の匂いと注意すべき症状

悪露が出る間、鉄のような匂いがすることがあります。しかし、以下のような場合は注意が必要です。

匂いが急に強くなる

酸っぱい匂いを感じる

不快な臭気が続く

これらの症状は感染症の兆候である可能性があります。特に産褥子宮内膜炎のリスクがあるため、早めに医師に相談してください。

◯病院に相談すべきケース

以下のような症状が現れた場合は、すぐに医師に連絡を取りましょう。

大きな塊が頻繁に出る

レバー状の塊が出る場合、通常の悪露ではない可能性があります。

鮮血が混じる

サラサラとした鮮やかな赤い血が出る場合は、子宮復古不全が疑われます。

強い匂いを伴う

感染症が進行している可能性があります。

その他の症状

下腹部の痛みや発熱、下痢が続く場合も医師の診断が必要です。

悪露の塊が続く期間と大きさ

悪露の塊が出る期間やその頻度、大きさは人によって異なります。

一般的な期間: 出産直後から約1~2か月。

大きさ: 小指の先ほどの小さなものから、レバー状の大きな塊まで幅があります。

◯実例

産後3週間で悪露が止まったと思ったが、4週間目に塊が出てきた。

塊が頻繁に出るが、1か月検診で異常なしと言われた。

このようなケースでは、軽い症状であれば経過観察で問題ありません。

◯産後1か月検診でのチェックポイント

産後1か月検診では、悪露の状態や子宮の収縮具合を確認します。

この時、次のような点に注目してください。

悪露が残っている場合:

エコーで確認し、必要に応じて子宮収縮を促す薬が処方されます。

胎盤や卵膜の一部が残っている場合、感染症を防ぐために処置が行われます。

事前準備:悪露の色や量、匂いを観察し、医師に伝えられるようにしておきましょう。

◯悪露ケアで心がけたいこと

安静第一

特に産後2週間は、家事や育児を家族に任せて体を休めましょう。

悪露パッドの使用

衛生面を保つために、専用パッドをこまめに交換してください。

異常を感じたら早めに相談

無理をせず、少しでも異常を感じた場合はすぐに医療機関に相談を。


悪露の塊に関連するよくある質問

Q. 悪露の塊はいつまで続きますか?

A. 通常、産後1~3週間で頻繁に見られますが、完全に止まるのは6~8週間後です。

Q. 悪露が止まったと思ったら再び塊が出てきました。これは正常ですか?

A. 正常範囲内の場合が多いですが、塊の大きさや他の症状(痛みや発熱など)を観察し、必要であれば医師に相談してください。

Q. 産後1か月検診ではどんな検査をしますか?

A. 医師がエコーで子宮の状態を確認し、悪露の残存があれば処置を行う場合があります。


まとめ

悪露の塊は、出産後の体が正常に回復しているサインであることがほとんどです。

しかし、大きな塊や異常な症状が見られる場合には速やかに医師に相談することが大切です。

産後の体をしっかりとケアし、健康的な回復を目指しましょう。

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