人工甘味料が入ってる食べ物〜危険性と上手な付き合い方〜
人工甘味料が入ってる食べ物について
人工甘味料は、カロリーを抑えて、かつ、甘味を味わうために広く使用されている食品添加物です。
人口甘味料は、砂糖に比べて低カロリー or 無カロリーであり、ダイエットや糖尿病管理などで、使用されることも多いです。
今回の記事では、人工甘味料について、成分や特徴、上手な付き合い方について、解説していきます。
- 人工甘味料ってどんな物?
人工甘味料は、化学合成によって作られる甘味を持つ物質で、天然の糖類に比べてカロリーが低いかゼロであることが特徴です。
体重管理や減量をしたい人の力になりますね。
他にも
①血糖値のコントロール
②虫歯予防効果が期待できるものもある
③飲料、デザート、ベーキング製品、菓子類など、さまざまな食品や飲料に使用できる
④一部の人工甘味料は食べ物に入れることで保存料として機能する
といった特徴があります。
- 人工甘味料ってどんなものがあるの?特徴は?
人工甘味料とはどのようなものがあるのでしょうか。
食べ物や飲料のパッケージに付けられている成分表示で見たことがあるのではないでしょうか。
①アスパルテーム
1つのアミノ酸から作られ、飲料、デザート、ガムなどに広く使用される。熱に弱い。
②サッカリン
砂糖の350倍の甘味があり無味無臭。古くから甘みの強い醤油で使われている。
③スクラロース
デザート、飲み物、ベーキング製品などで広く使われている。加熱に強い。
④ステビア
砂糖の2〜300倍の甘さを持つ、天然由来の甘味料。
⑤エリスリトール
飲み物、食べ物どちらにも使用される。砂糖より甘さが控えめでカロリーは非常に低い。
⑥キシリトール
虫歯になりにくいとして有名。自然な食べ物にも実は多く含まれている。
- 「無糖」「低カロリー」「シュガーフリー」に要注意
無糖・低カロリー・シュガーフリーなどの表示がある製品には、人工甘味料が使用されている可能性が高いです。
カロリーが低くてダイエットによさそうと感じますが、人工甘味料を摂取しすぎることは健康によくありません。
適度に摂取するようにしましょう。
- 人工甘味料が入った食べ物を食べると身体はどうなる?
人工甘味料が入った食べ物を食べると、私たちの体はどうなるのでしょうか。
その危険性についても知っておきましょう。
①人工甘味料を飲むと脳は「糖分を摂取した」と勘違いをして血糖値を上げようとします。
ですが実際には人工甘味料では血糖値は上昇しません。
そうなると脳と体が混乱して「もっと食べて糖を摂取しよう」とします。
つまり、無糖のダイエットドリンクを飲めば飲むほど食べ物も食べたくなる、というような状態になります。
②人工甘味料の甘さは強烈です。その甘さになれてくると自然の甘さでは物足りなくなってしまいます。
例えば、せっかくの新鮮なフルーツも少しでは物足りなくてたくさん食べてしまい、カロリーオーバーになって肥満につながるようなことがおきます。
③人工甘味料によって腸内細菌のバランスが崩れることがわかっています。
また、消化不良をおこしたり、ガスが溜まりやすくなって膨満感が続くこともあります。
それぞれの人工甘味料には異なる特性があります。
体調をチェックして調子がよくない場合は別の甘味料に変更したり摂取量を減らしたり工夫していきましょう。
- 人工甘味料とうまく付き合うには?
人口甘味料とうまく付き合うにはどうしたらいいのでしょうか。
人工甘味料は保存料としても機能し、商品の保存期間を延ばしたり品質を長く保つ効果があります。
また、砂糖よりも少量で甘みをだせるためコストの削減につながります。
砂糖の摂取を減らして糖尿病の予防にもなるでしょう。
とはいえやはり沢山しようすると消化器系へのトラブルが心配になります。
特に加工食品(冷凍食品・インスタント食品・菓子パン・漬物)を購入するときには成分表示をよくみましょう。
そして、その食べ物の中にどれくらいの人工甘味料が使用されているのか意識してみるとよいと思います。