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腸の長さと、キレイを保つ腸活について

2024.06.02 ミスコンレポート&コラム

腸の長さの基礎知識

私たちの体の中で、消化と吸収の役割を果たしている腸。

毎日の食事から栄養を取り入れるために欠かせない器官ですが、その長さについて考えたことはありますか?

今回は、腸の長さについて詳しく見ていきましょう。


人の腸の長さを知っていますか?

この頃「腸活」という言葉をよく耳にしますが、ご自身の腸の長さがどれくらいあるのかわかりますか?

成人の小腸の長さはだいたい6~7メートルあって、全部広げるとなんとテニスコート1面分あります。

大腸はだいたい1.5メートルです。


人間の腸は長い?短い?

人間の腸の長さは他の動物と比べて長いと思いますか?それとも短いと思いますか?

まず、人間の腸の長さは身長のだいたい5倍です。

肉食動物の代表とも言えるライオンは体長の4倍。

そして草食動物である馬は体長の10倍ですし、ヒツジは24倍の長さがあります。


日本人と欧米人では大腸の長さが違うのか?

「欧米人よりも日本人の方が腸が長い」

とか

「日本人は古来から菜食なので消化吸収をよくするために腸が長くなった」

なんていう話を聞いたことがありませんか?

確かに日本人は欧米人に比べると胴体が長くて、長い腸を腹部におさめるために胴長短足になった、と言われてもつい納得してしまいますよね。

日本人650名とアメリカ人650名の大腸の長さを比較した研究データがあり、実はあまり差がない、という結果になっています。

さらに世代が上がるほど大腸の長さは長くなっていくことも判明しました。


男性よりも女性の方が腸が長い?

さて、男性と女性ではどちらの腸が長いのでしょうか?

2023年4月にアメリカの州立大学で実施されて研究結果が発表されており、女性の方が男性よりも小腸が30センチも長いことがわかりました。

女性の方が男性よりも体格は小柄ですね。

それなのに腸が長いということは、男性より小さなスペースに腸を納めなければならないため、便秘になりやすくなるのです。


長い腸の中で消化にはどれくらいの時間がかかっている?

自分の身長の5倍もある腸。

その腸の中で食べ物が消化吸収されているわけですが、それにはどれくらいの時間がかかっているのでしょうか?

口から入ってきた食べ物はまず最初に胃に届きます。

胃の中では胃酸が分泌され、胃が動くことで食べ物と胃酸をよく混ぜて、お粥のような状態にします。

お粥状になった食べ物はゆっくりと十二指腸に運ばれます。

胃の中に食べ物がいる時間は脂肪分の多さにもよりますが約3~4時間です。

十二指腸の次は小腸に運ばれ、食べ物が吸収しやすいように分解され、5~8時間かけて水分と栄養分が吸収されます。

先程もお伝えしましたが、小腸の長さは6~7メートルあります。

複雑にくねくねと曲がってお腹の中に納まっているのです。身体の中で一番長い臓器と言われています。

そして最後に大腸に運ばれて15~20時間かけて残りの水分を吸収し、少しずつ固形化されて便となり排泄されます。

口から肛門までの長さは約9m。

食べてから排泄されるまでにかかる時間はやはりある程度の個人差はありますが、24~72時間の間に排泄されれば問題ないです。


長い腸をキレイに保つためには?

思ったよりも腸は長いですし消化には時間がかかりますね。

長い腸をキレイに保って排泄力を高めていきましょう。

腸内環境をよくするために今日からでも出来る事をいくつかご紹介しますね。

①発酵食品を食べる

納豆・ヨーグルト・漬物などの発酵食品には、腸内細菌が好むエサがたっぷり入っているため大腸が元気になります。

②毎日30分運動する

少し早めに歩くだけでも腸に刺激が届いて動きが良くなります。そして出来る人は腹筋運動やスクワットをして腹筋を鍛えましょう。

③お腹のマッサージ

寝る前にリラックスしてお腹をマッサージしましょう。手を重ねて自分からみて「の」の字にマッサージすると腸の形にそって刺激が入るので効果的です。


- まとめ

腸の長さやその役割について理解することで、私たちの健康維持における重要性を再認識することができます。

この記事が腸の健康についての理解を深める一助となれば幸いです。

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