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産後うつ症状のチェック。3回の危機を乗り越えるために

2024.03.30 ミスコンレポート&コラム

産後うつ 症状 チェックと3回の危機対策

産後うつは、出産後に母親が経験する精神的な健康上の問題です。

産後うつはそのまま放置されると、母親や家族、そして赤ちゃんに深刻な影響を及ぼす可能性があります。

この記事を読むことでご自身の状態を客観視し、気持ちが楽になる事を願っています。


- 産後うつとは?

産後うつとは、出産後に発症する心の病です。

極端に悲しい気持ちになったり、いつも体が鉛のように重かったり、悪化すると自傷行為に繋がるケースもあります。

出産後の女性の約10〜15%が何らかの形で産後うつの症状を経験すると言われています。

産後うつが発症する要因として、

①ホルモンの変化

②睡眠不足

③生活の変化

④育児へのストレス

などが複合的に影響して発症する可能性があります。 以前うつ病になったことがある場合、産後うつになりやすい傾向があります。

早めに対処することで辛い症状から抜け出すことが可能です。


産後うつになりやすい時期

産後うつになりやすい時期は3回訪れます。

①産後10日くらい

退院して家に戻ってきて、赤ちゃんのお世話にまだまだ慣れておらず、ホルモンバランスが崩れて心身が疲れています。

②産後3か月くらい

授乳回数も増えて睡眠時間が確保できず疲れがピークになります。

③産後6~8か月

ずりばいで1人で移動できるようになり、目が離せなくなる時期です。

産後うつの予防法としては、赤ちゃんが寝ている間に一緒に眠る、家族や友人を頼る、家事を完璧になろうとしない、といったことがあります。無理のない生活を心がけましょう。


産後うつの症状をチェックしてみましょう

産後うつの代表的な症状をまとめてみましたのでチェックしてみてください。

①何もしたくない

②すぐに気持ちが落ち込む

③集中力が落ちた

④自分の子供が大切に思えない

⑤夫やパートナーが非協力的で怒りを覚える

⑥食欲がない

⑦家事に集中できない

⑧人に会いたくない

⑨突然涙が出てきて止まらない

⑩うまく眠れない

あてはまる項目が多いほど、産後うつの可能性が高くなります。


産後うつの症状が出たらどうする?

育児は予想不可能なことが沢山あります。産後の体の回復具合も人それぞれです。

頑張りすぎていませんか?周りを頼っていいですし家事を手抜きしてもいいのです。

心と体を休める方法を考えていきましょう。

①家族や友人に辛いことを伝える

産後うつになりやすい人は、もともと真面目な人、完璧にすべてをこなしてきた人、人に弱いところを見せるのが苦手な人、が多いです。

少し勇気が必要かもしれませんが、今の自分はとても辛いということを伝えて理解してもらい、体を休める時間を増やしましょう。

自分の口から伝えにくい時は

②専門機関にかかる

まずは出産した産科に相談することから始めてみてはいかがでしょうか。

産科から保健師や専門家を紹介してもらえます。もしくは心療内科や精神科に相談してみましょう。

病院に行く事も辛い場合は、オンラインでカウンセリングや診療を受けられる機関もありますので検討してくださいね。

③産後ヘルパー派遣事業

産後ヘルパー派遣事業はご存じですか?自治体が委託した事業者からヘルパーがご自宅に派遣され、育児や家事のお手伝いをしてもらえる制度です。

例えば横浜市の場合は、妊娠中から産後5か月まで、平日の9~17時の間に、1回2時間以内、1日2回まで利用することが可能です。

利用料は1回あたり1,500円。世帯年収によって利用料の減免を受けることも可能です。 妊娠中から手続きが可能なのでぜひチェックしておいてくださいね。


- まとめ〜もし産後うつになっても自分を責めないで〜

産後うつになると気分が落ち込んだり、すべてが心配になったりします。

特に里帰り出産せず、さらに旦那様が多忙で家にあまり長い時間いない、という方はずっと1人で赤ちゃんと向き合うことになり、それがプレッシャーと感じてしまいがち。

辛いと感じることは悪いことでもなんでもありませんので自分を責めないでくださいね。 あなたもお子様も健やかに過ごせますように。

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