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産後の湿疹、いつまで続く?セルフ対策はある?

2024.02.25 ミスコンレポート&コラム

産後の湿疹はなぜ起こるの?理由と対策3選

産後の湿疹は、多くの女性が経験する一般的なトラブルの一つです。

産後の体の変化やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが要因となり、皮膚トラブルが引き起こされることがあります。

今回の記事では、産後の湿疹について詳しく解説し、対処方法や予防策についてもご紹介します。


産後に湿疹ができやすくなる理由は?

産後に湿疹ができやすくなる理由は大きくわけて3つになります。

① ホルモンバランスの変化

出産が終わるとホルモンバランスが一気に変わります。特に「エストロゲン」という血流を改善してきめ細やかな肌をつくるホルモンが急激に減少することで肌のターンオーバーが乱れます。

特に産後1~2週間くらいはエストロゲンの分泌がほぼゼロになるので湿疹だけでなく、体調不良に気を付けましょう。

② 生活リズムの変化

産後は赤ちゃん中心の生活に変わります。おむつ替え・寝かしつけ・授乳などで1日中気が張っていますし、一定のリズムで生活するのはなかなか難しいですね。

生活リズムが乱れるとお肌のバリア機能が低下して湿疹の原因となります。

③ 便秘

便秘と湿疹は大きな関係があります。産後は排尿や排便をコントロールしている骨盤底筋が伸びてしまい便を押し出しにくくなります。

また、母乳育児ですと水分不足になりやすく便秘の原因となります。便秘になると腸内に有害物質が増え、血流が悪くなり、肌のトラブルに繋がります。


湿疹はいつごろできるの?症状は?

出産翌日から肌のコンディションが変わる方もいますし、出産後2年過ぎてから突然湿疹が出始める方もいます。

肌に赤みが出る、痒い、ミミズ腫れのように腫れる、といった症状が現れます。

症状が出続けるケース、体温が上がった時だけ症状が現れるケース、肌の薄い部分にできやすい、など、発症の仕方はそれぞれです。

- 湿疹ができたら病院に行った方がいいの?

なかなか赤ちゃんのいる生活では病院に行く時間が取れない、と感じるママも多いでしょう。肌の状態の悪さがストレスになってしまう前に病院にいくとしたら皮膚科の受診をオススメします。

授乳中にお薬を飲むのが心配と思うかもしれませんが、産後の不調によい漢方薬を処方してもらうことも可能です。

妊娠・出産・そして産後の育児はご自身が思っているよりも心身に負担がかかっています。無理に我慢しないようにしましょう。


産後の湿疹ができた時のセルフケア

なかなか赤ちゃんをつれて病院に行きにくい、まだ病院に行くほどでもない、と感じる方はセルフケアから取り入れていきましょう。大切なことは主に3つ。保湿・食事・睡眠です

① 保湿

保湿することでターンオーバーの乱れを防ぎましょう。また、育児中は家の中で過ごす時間が増えます。

加湿器を使用して適度な湿度を保つようにすることと、化粧水や乳液を低刺激でアルコールフリーのものに変えてみるのもよいですね。

② 食事

先程お話したように便秘は肌荒れの原因となります。キノコや海藻などの水溶性食物繊維を積極的に食べましょう。

また、お肌の再生にはビタミンE・ビタミンB群・タンパク質などの摂取が必要です。できるだけ偏りのないバランスの良い食事を心がけてみてください。

③ 睡眠

なかなか産後のママは自分の時間を作るのは難しいかもしれません。ついつい「私が頑張らなくちゃ」とも考えがち。

ですが湿疹は体からのSOSのサインと受け止めて、心身を休める時間を作りましょう。

睡眠中に成長ホルモンが分泌されて肌の組織を修復できるので睡眠は肌にトラブルがでた時の対策としてとてもよいのです。ご自身をいたわることを忘れずに。


- まとめ

出産後、体が元に戻るまでの時期を「産褥期」とよび、出産から8週間程度の時期をさします。この時期は特に体をしっかり休ませることが大事です。

湿疹だけでなく抜け毛や肩こりなどの症状がでる方もいます。8週間を過ぎても体が突然元通りというわけにはいきませんので、焦らずにじっくりと体を回復させましょう。

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